トレッキング

滞在している宿から見える谷向こう、スマヤル村の奥に見える真っ白な雪が 積もる場所まで行く事にした。 谷を越えるには中国がKKH(カラ・コルム・ハイウェイ)のみならず、 隣接する国々で造り続けている『友好橋』を通る事となる。 もう一度、小さな吊り橋…

お前は、それである。

インドを離れて、多少冷静になれている。 なのでヒンドゥー教を中心として取りまとめ。 そこからインド的なるものを再考できれば尚良し。 ヒンドゥー教の区分けとして「多神教」と書いて来たが、そもそも この言葉の括りに関して明らかな誤解があったようだ…

アルティットフォート

アルティット村へ行く途中には結構な高さの崖に架けられた橋を渡る必要が あるのだが、怖さより、面白さが先立っていた。 高い所は苦手なはずなのだが・・・ 自分の中に変化発見。 アルティトフォート、はフンザの藩王がバルティットフォートを造る前に居城…

お酒と宝石

禁酒国家であるパキスタンだが、フンザではお酒が飲める。 フンザパーニー、またの名をフンザウォーター。 ちょっと飲ませてもらったのだが、正直マズい。 杏やらから造られる果実酒らしいのだが、そんな洒落たもんじゃない。 高校時代に割って飲んでいた安…

フンザ お宅訪問

村人に誘われて、お宅にお邪魔をする。 ここいらの伝統家屋であり、興味深い。 立方体の箱のような内部構造で木の骨組み、土で造られた壁と天井。 真ん中の簡易ストーブに火がたかれ、煙突がそのまま天井に突き刺さっている。 天井中央の明かり取り窓から自…

桃源郷

ジェームズ・ヒルトンの『失われた地平線』そして宮崎駿の『風の谷のナウシカ』 そんな物語達のモデルとなった場所だと真しやかに囁かれるのがパキスタン 北山岳部、谷間に広がるフンザと呼ばれる土地。 陶淵明の『桃花源記』にあやかり、桃源郷とも呼ばれて…

胡蝶の夢

24時間バスに揺られていた。 真夜中、揺られながらの微睡みのなか、あぁ、明日はレンタルしている DVDを返しにいかなきゃなって考えていた。 日本で住んでいた、日が全く差さない部屋で眠っている自分と、パキスタン 北部でバスに揺られながら眠っている自分…

イランビザ申請、完了!

イランビザ申請。 イランの領事館、大使館に赴く事、はたして合計何回目になるのだろうか。 良い事は数えるが、良くない事は数えない方がよい。 だから何回目か敢えて忘れた。 前回は近くのバスターミナル、アッパラから歩いて日本大使館脇のゲートまで 行き…

ラグメン

コメティチョーク近くにある評判のラグメン屋へ。 こんな風に出てくる。 ぶっかけるとこうなる。 まぜるとこうなる。 おいしい。

ウリ科の野菜はどこでも見かける。 甘い品種も多いので、フルーツとして結構手を伸ばしている。 パキスタンでカルブースは特別にうまい。 メロン(網状の模様が無いヤツ)に味はそっくり。 南瓜の一種に見える。 1kgで60Rsが相場。大きいヤツだと2つ、小さい…

ウルドゥー

パキスタンの公用語であるウルドゥー語のウルドゥーはトルコ語で「軍営」 を意味する。 文法構造、日常語彙はヒンディーと同じだが、成立時の支配者側言語であった ペルシャ語やトルコ語が混じり、かつアラビア文字を使用している。 電車や軍車輌はアラビア…

両替とイラン大使館

お金が無い。 つっても、現金が無いって話だが。 これは結構重大な問題なのだが、パキスタンではT/Cの換金に苦労をする。 今迄の国々ではやっぱりレートの良い現金ばかりを両替してきて、今現在は T/Cしか手元に残っていない。 パキスタンでT/Cしか持たない…

ラワルピンディーへ

パキスタンの首都、イスラマバードへ向かう。 だがイスラマバードは1961年から造られた特殊な都市であり、そこは 碁盤の目の様に区切られた完全な計画都市であり行政機関の施設を中心とした 建物しか建っていないような場所であり、ユースホステルを除きホテ…

セルフィッシュ

インドのバナーラス、ガンガー沿いの目抜き通りであるベンガリートラには 場違いに奇麗なお洒落カフェが営業している。 牛や野良犬が行き来するベンガリートラに向かいオープンカフェ。 無謀な試みであり、アバンギャルドな魅力を感じる。 店舗名から、きっ…

パキスタンビザ延長完了

パスポートオフィスにビザ延長申請をして、本日受け取り。 指定時間に受け取りに行ったら、二時間後にまた来てくれとまたまた有りがち な展開。 近くの公園を散歩していると、パキスタン人が「どこから来たの?」と 英語で声をかけてくる。 「日本だよ。」っ…

手相見

宿屋上のまったりスペースでオーナーのマリック氏と二人っきり。 マリック氏、超暇そうでなんだか気まずい。 そういや、他の宿泊者からマリック氏は趣味で手相を見ていると 聞いていたので占ってもらえまいかと話しかけると嬉しそうに快諾してくれる。 人生…

爆弾テロ

七日前と三日前にあった爆弾テロ。 二回目は宿から500mほどの距離で起こっていたようだ。 事件当日の朝起きるとフランス人が随分と騒いでいたが、実際街に出ると 警官の姿は目立つものの、いつもの街と変わりがなかった。 その翌日、翌々日くらいはアイスク…

差別と

人種差別がメンドクサイ。 特に、インド、パキスタンで顕著なのが中国人差別。 なんで中国人が差別されてるのかってのは、国境問題絡みや、中華街に代表 される内輪でお金を回して土地に還元しない中国人のビジネススタイルに あるのだろうが、若者の集団に…

パキスタンビザ延長

パキスタンビザ、ツーリストで15日間しかもらえていなかった。 そろそろ切れるので、ビザ延長申請をしにパスポートオフィスへ。 もともとパキスタン人の為のパスポートオフィスなので、発行手続きをしにきた パキスタン人で黒山の人だかり。 入口もここラホ…

線引き

インドとパキスタンの国境、ボーダーはワガという場所になる。 ワガボーダーと言えば、両国で通りが良い。 そしてそこでは毎日、日の入り30分前になるとクロージングセレモニーと呼ばれる 儀式をインド兵、パキスタン兵で行っている。 これは、正に両国の威…

extreme

extreme1 〈状態・感情などが〉極端な、非常な、はなはだしい; 〈状況などが〉極限の 2 (位置が)一番端の、先端[最端]の;一番遠い 3 〈人・行為・手段などが〉極端な、きびしい;行きすぎた; 〈人・思想などが〉急進的な、過激な;〈流行などが〉最先…

ジョン・トラブルタ

iranianvisa.comからメールが入っていた。 既にあなたの申請はスタートしており、私達の時間もコストも既に発生しており あなたには入金をする義務がある。 差額であるたったの€28を出し渋るなんて信じられない。 他の人間は皆、喜んで払っている。 とにかく…

送金トラブル

朝一からモーターリキシャに乗り三社を回ったが、結局判った事は今現在 パキスタンからトルコへの送金が出来なくなっているとの事。 国際的なブロックがどうとか言っているが、経済用語は解らない。 そしてWestern Unionとは別の、イギリス発祥の国際送金サ…

Western Union

ラホールのイラン領事館員から指定されたiranianvisa.comから早速、 送金方法についての案内が来た。 トルコのWestern Unionの指定個人宛に送金するか、トルコ国内にいるのであれば Garanti Bankの指定口座に入金して欲しいとの案内。 現在イランではアメリ…

旅行、文学、若者達

紀行と旅行記の系譜。 とはいえ乏しい読書歴。 両者の定義の違いってのも解らないけど、紀行文学だと、 玄奘の『大唐西域記』、マルコ・ポーロの『東方見聞録』、日本だと松尾芭蕉の 『奥の細道』あたりになるのだろうか。 教科書レベルの物ぐらいしか出てこ…

イランビザ発給会社

朝一で、ラホールのイラン領事館まで。 領事館に入る前にリファレンスナンバーは持ってるかと聞かれる。 持ってないけど、来ちゃいましたって事で領事館内に入って領事館員が 構える窓口へ行くと、パキスタン人(大人)が泣きながら何かを訴えている。 イラ…

スーフィーナイト

ラホールの郊外では木曜夜にスーフィーナイトが開催される。 金曜日が祝日となるイスラム教国では、木曜夜はサタデーナイトフィーバー ならぬ、サースデーナイトフィーバー。 スーフィズムってのは、イスラム教の多数派では戒律により禁ずる音楽や 舞踏を通…

甘党、辛党

アイスクリーム。 人前では女子供の食べ物だろって嘯いてみても、やっぱり好き。 日本じゃ結構肩身が狭い男の嗜好だが、パキスタンじゃ当たり前。 むしろ紳士の嗜み。 宿近くにはラホールでも一番美味いと評判のアイスクリーム屋「CHAMAN」が 店を構えている…

ラホールの噂

ここラホールについては面白い話を色々と聞いて来た。 まずパキスタンイメージ、やっぱりホモ。 ゴリゴリのイスラム教国になるにつれ、街中では男女の接触を極端に制限する。 バスに乗っても、前三分の一は女性席、残りは男性席で金網で区切られている。 間…

インド→パキスタン

朝飯は抜き、昼前、黄金寺院に食事をご馳走になりに行く。 この際、シーク教徒になってもいい。 シーク教徒、超太っ腹。 巡礼宿からバスターミナルまで、ちょっと甘えてサイクルリキシャーに乗る。 20Rsで行くっていうから、お願いをする。 バスターミナルに…