九寨溝へ

6時半に宿を出て、路線バスで長距離バスターミナルへ。
中国の朝は早い、街の食堂や露店で蒸籠が湯気を上げている。


長距離バスで隣に座った中国人の女の子が道中、色々と解説をしてくれる。
成都から少し山間に入ると、家屋の作りや暮らしている人間の表情が
漢民族のものと異なり、チベット色が見えだす。
実は四川省のほぼ半分、山間部はチベットの文化圏となっている。


四川大地震の爪痕がまだ残っている様で、崖崩れの後や、土砂で流され
ひしゃげた鉄塔等を目にする。
集落では崩れた家の横に新たな家を建設していたり、別の地域では
新しい土地に集落ごと建設をしていたりする。


17時半に九寨溝に到着。予想より早い。
九寨溝の入口から西へ2キロ程歩いた地域に密集している安宿街へ。
もっと寂れた地域を想像していたが、流石に中国西南部最高の観光地。
宿、食堂、雑貨店など全て揃っている。
そんな地域なので宿もすぐに見つかる。
観光地だけあって物価は多少高めに設定されているが、予想ほど高くもない。


明日はいよいよ九寨溝観光。
もし晴れなければ、明後日まで晴れ待ちをする覚悟。
せっかくだから美しい九寨溝を堪能したい。